自己啓発の本質〜夢のノートの間違った使い方〜
知り合いの女性に
意味のない自己啓発行為ににハマっている方がいます。
自己啓発なんだから、まあ自分が前向きに、よくなれればいいじゃん?ってなればそれで良いのかもしれないが、(こーゆーこと言ってる人ほど、周りに迷惑かけたり不快な思いにさせてる場合が多いんですが)自身のやっていることの本質を理解しないままやってもそれはただやっただけの満足感が残るだけで、現状を変える力にはなり得ないのです。
では、ここで具体例として夢ノートの会だったかな?ネットで調べると会とかはともかくそれに関する記事が出てきますが、
自分の夢を書くことで夢が叶いやすくなるんですって!!
理由は具体的な成功までのイメージを書き出すことによってより現実味を持って実感できるからだとどこの記事にも書いてあるのですが、
はっきり言います。
それだけでは夢は叶いません!!
叶ったら苦労はありません。
ここで上記のザファル先生の言葉を思い出してください。
1:高尚な詩を理解せぬまま暗唱できてもそれを知力とは言うまい?
2:だがお前は〜手段と目的をすり替えてしまった。
彼女に夢ノートの本質について質問した結果やはり誰かに聞いたようなありきたりな解釈を垂れるばかりで、実に意味のない時間をノート記入に当てていることがよくわかりました。集まって夢ノートの内容を発表し合う会みたいなのもあるようですが、
時間の無駄ここに極まれりですね。少なくとも彼女にとっては。
ここで夢ノートの本質ですが
なぜ、書いた方が夢が叶いやすくなるのか?と彼女に問うと
→具体的にイメージし易くなるから。
と返ってきます。
ではその先の
なぜ具体的にイメージし易くなるのか?
なぜ具体的にイメージすると夢が叶い易くなるのか?
についての質問をするときちんと答えられないのです。
書くことで実際に客観性を持って自分を観れるから→正解50%です。
この辺がよく書いてある答えかと思います。
本質はそもそも人間に限らず脳の仕組みが
0から1を生み出すものではなく、
目や耳、鼻、肌などの感覚器からの情報を統合する機関だからです。
考えると言う行為が外からの情報無しでは出来ない行為
なんです。
だから自分の夢や将来を考えるには今ある情報を書き出して一回外に出した上で組み合わせて行かないといけない訳です。だから書くんですよ?
考える前に行動しろと言われるのも同じ理屈です。
立ち止まって考える前にもっと情報を、
考えるための材料を探せと言うことなんです。
なんだったら全ての情報が揃っていれば考えるまでも無くゴールに辿り着くということなんです。下手の考え休むに似たりとはよく言ったものです。
(この答え自体、自分で辿りつかなければ意味の無い行為なんですが)
こういった本質をわかっていなければ、夢を叶えるための手段としてのノートを書くこと自体が目的となってしまう訳です。
ちなみになんですが、全てのとは言いませんが、おそらくほとんどの自己啓発セミナーはこういったことは教えてくれません。
夢ノートの場合であれば、書き方をメインに指導し、発表会という【目的】を作って
本来の目的と手段をすり替えさせるセミナーとなるはずです。
人が集まる有名なセミナーほど、例え主催者がそう意図しなくてもそうなっているはずです。理由は明白です。
一発で本質を理解させる本当に有益なセミナーなら参加者がリピーターゼロになるからです。
だって解決しちゃってるじゃんって話になりますからね。
今回は真面目な話でしたね。あっ、このブログは意識高い系のアンチブログになりますのでよかったら次の記事も見てくださいねー
ではまた!