101日目に炎上したワニは仕掛けられたブームなのか?
どうも、豚です!!
今回は、他のブログやtwitter上での呟きでも書かれていることだけれど、
そもそもなんであのワニがバズったのかと、
なんでそんなに炎上してんのって理由を
ワタシなりに分析していくよ。
正直に言うとね、
あのワニくんなんですが、
僕にとっては全然面白く無かったです。
↑これ、理由がはっきりしています。
僕がこれ初めて見たのは95日目ですからね。
この作品のは、最後までの100日間を毎日更新されていくワニくんの日常を
通してリアルタイムに観るから盛り上がるのであって、
95日目から見ちゃった僕にとっては後5日で死ぬワニですから、
そりゃそうなるわけです。それでも結末は気になったけれども。
4コマ漫画単体としては起承転結の無い日常の繰り返しで
全然面白く無い話ですからね。
1日目から溯って読みはしましたが、
感情移入という面では単純に5%しか無いと言えるんじゃあ、ないでしょうか?
バズった理由としてテーマ性とか作者の実体験に基づく話だとかもちろんあるとは思いますが、第一の理由はやはりtwitterという媒体をうまく使った作品の構造なのだと思います。
続いて、初動から一気に拡散、トレンド化した理由としては、
ステマ含むPR活動の要因がやはり大きかったのでは無いかと。
じゃあそのPRを請け負ったのが電通ではないのかと疑惑に上がりましたが、
これについては、このブログ読んでくださっている方はもちろんご存知だとは思いますが、
作者のtwitterアカウントに釈明動画というか今回の件の説明が上がってますよね。
(※3/23に削除されとった。)
電通の関与は最後の映像制作だけと否定はされていますが、
この動画で行っていることが真実なのか考えると、疑問は残ります。
実際に色々と釈明しているのは、
動画を観る限りでは、カメラの前だからかもしれませんが、作者のきくちさんは口頭で自分の考え、感情だとか、事項だとかを流暢に説明するの苦手なようです。
口達者な方では無いようですね。
そう言った方が作品に関して語った思いは拙く聞こえても
真実なのだとは思います。決して友人の死を金儲けに使うようなつもりであの作品を描くような方では無いと個人的には映像から感じました。
商業的利益よりは自分の描きたいものを描きたいのだと思います。
ただ一方で、それだけの思いを込めた作品であればもう少し自分の思いを
言語化して説明できないものであろうかとも思うのです。
売れた漫画家とかの対談を見てみたりすると、
結構作品に対する思いは語ってくれるものなイメージはあるのですが・・・。
ただいずれにせよ、
作者個人の思惑と商業的利益を追求する企業の思惑は別に働いていくわけで、
企業としては、お金をかけてPRした以上は回収しなければならないわけです。
「100日後に死ぬワニ」の商標登録を行っているのは
作者と株式会社ベイシカという会社です。
この会社ですが、キャラクターPRの会社のようですが、
動画でも2年前に立ち上げた小さい会社と言っている通り、
資本金500万円/従業員数7名の小規模な会社のようです。
グッズの商品化に再して、2カ月程度の製造期限もそうですが、問題はその製作費。
製造工場に大量発注をかけた支払いなんです。
果たして自分が製造会社の社長だとして、実績の無い中小企業の
超短期間での大量受注を受けるでしょうか?
もし受けるのならば当然バックについている
大きな会社からの支払い保証
がなければ無理かと思います。
そうなると、たとえ途中からでもマーケティングに
電通が絡んでいないとそんな即断で受注自体してくれないわけです。
では、いつからかといえば
↑この8日後に「100日後に死ぬワニ」スタート。
時期的にその件での打ち合わせとしか思えませんよね。
で、どこと打ち合わせがあったかと言うと、
この地図のピンのところに株式会社電通研究所があります。
最初からじゃん!
いや、じゃあ実際にそこでワニの件で打ち合わせしたのかどうかはわかりませんが、
まさか、町役場で瑞穂町の町おこしキャラの打ち合わせに行ったわけでは無いでしょう。
だってこの作者の2019年上半期の作品って
↑コレですよ!
いや、個人的には好きです。買おうかなこのTシャツ。
その後なんですが、日を追うごとに、まーステマの証拠もたくさん出てきているわけです。
これらが電通が依頼したものとの証拠はありませんが、
PRの段階でこのステマの手法が使われたのは明らかであり、
ワニくんのトレンド入りは明らかに作られたものであったと判明します。
実際僕もトレンド入りしてて見たのがきっかけですので。
実際昔からメディアの印象操作や誘導でトレンドは作られてきたものですが、
今の時代は素人でも簡単に調べてしまえる時代です。
もう少し間を置いて読者がワニくんロスの余韻に十分に浸ってから商業化すれば
良かったのでは無いかという意見も聞きます。
コンテンツの保護としては素人目にもその通りだと思います。
ですがなぜあんなタイミングなのかと考えてみると、
1、株式会社ベイシカが金に目が眩んで判断を誤った。
2、炎上してもしなくても売上は変わらない、というか炎上した方が売れると判断した。
グッズ発売や告知のタイミング、
内容の打ち合わせの時に誰も指摘しなかったとはいくらなんでも考えられないんですよね。
ベイシカ的にはキャラクターコンテンツの会社なので余程トチ狂わない限りコンテンツの炎上は避けると思うんです。
また特に後半はもちろんいろんな企業の担当者が関わっているので、ベイシカの一存だけで物事が進んでいるはずはないので、2、の方向性を根拠付きで会議で提示したと考えられます。
それでは最終回後の日数がある程度経過した後に改めてグッズを販売するとして
何日後?その根拠は?果たして売れるのか?と言った疑問が出てきます。
言い換えると、例えば49日後?100日後?その間熱が覚めてしまわない保証は?
逆に売れなくなる理由は大いにあります。
前述したように、ステマなども使って盛り上げているわけですから
100%自然発生したブームではないわけです。
コンテンツそのものとしてのチカラがあるかと言うとステマという
チートを使ったせいで自信を持てない状態だったわけです。
しかもそれは時間が経過すればステマが行われていたことは確実にバレます。
正直、ワニくんの漫画は物語単体でみるとはっきり言ってつまらないです。
ただの地味な日常の話ですから。
100日後に死ぬという事と、毎日1話ずつ更新という要素を得て初めて
意味を持つわけで、ワニくんロスの余韻とは読者が1話から見直すタイミングなんです。
ライブだから盛り上がったけど今見るとそうでもないよねと言われかねないのです。
とすると、結果として
確実にグッズが売れるタイミングは最終話直後しか無い
ということになります。
もっとコンテンツの力を信じて真っ当に勝負出来れば
違う売り方もあったろうにという感じですね。
さて、これがなぜ炎上の原因になるかというと
1、嫌儲バイアス
2、ポジティブセルフコンセプト
の2つが理由になります。メンタリストのdaigoさんが動画で解説してましたね。
簡単に説明すると、1はそもそも人間は他人が儲かっているのを何か悪いことをしているんじゃないかと疑う、嫌う傾向があるのということ。
2は自分の信じたこと、世界観に一貫性を持たせたいということですね。
いくつか例をだすと今回の件でいうと
無名の作家が急に持ち上げられて、おかしいと思っていたらいざ事情が判明したらステマも
使ってたし、電通の名前も出てくるしやっぱり思った通りだよ。お前らは悪だ!
という感じですね。
この人たちは
鳥山明がお金持ちなのには文句は言わないと思います。
または、
この作品はホントに感動したし、しばらく余韻に浸っていたいのに何してくれてんだ!?
なんか自分の感動が周りに流されて操作された嘘見たいじゃんか?ムキー!!
と、言った感じでこういう人たちは
CRドラゴンボールがパチンコに導入されたら大激怒する人ですかね。
なんだかよく分からない話になったのでまとめると、
最初から電通が発注したものかはともかくとして、
PRに関して早い段階で電通が関わっているのは間違いないとは思います。
だってじゃないと取引先企業が
こんな無茶なスケジュールと損失を出すリスクのある
グッズを受注してくれません。
前払いなら別だけれど、じゃあ誰がそのお金出したのって話になるよね。
ステマもバンバン使ってます。
つまり完全に作られたブームですね。
そのせいでグッズ展開は間髪入れずに告知して炎上させるしか無かった。
今回炎上した心理学的な理由はdaigoさんの動画をみろ(←オイ)
作者は動画を見る限りでは人が良いのか、そこまで頭の回転が早い人物には見えないので
なんか周りの頭の良い人に丸め込まれた感がある。
まあ、ぶっちゃけ一月もすれば話題にもならなくなるでしょ
ではまたー